5112です。だんだん暑くなってきましたね。今日は会社の社長と、エルニーニョ現象に
ついて語りあいました。なんというかフレンドリーな会社で、いいですよね。
今日のしゅーかんSTGは、あの名作レイフォース!!感動、感動、感動の嵐が
画面から溢れて来るSTGです。エンディングは思い出しただけで、うぁ~ん。
・イントローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『レイフォース』は、1994年にタイトーから発売された縦スクロールSTGだ。
自機ショットと、ロックオンレーザで敵を倒す。
ロックオンレーザーのサーチが、ゼビウスっぽい位置にあるため、本作をよく知らない人は、
ゼビウスの進化版などと呼ぶ。大きな勘違いである。(もちろん私、ゼビウスも好きよ。)
このロックオンレーザこそがレイフォースの魅力のひとつなのだ。複数の敵をロックして倒すと、
倍率が128倍までアップするシステムで、多くのSTGに影響を与えた。
また、ストーリーも良く、演出、背景も現代STGと比べても一切引けをとらない。
1994年に現れるには、あまりにも早すぎた名作である。
・レイフォースの魅力その1「シームレスで展開される脅威の演出群」ーーーーーーーーーーーー
レイフォースの背景、敵、演出はすべてドット絵である。3Dレンダリングを用いた部分は
一切ない(と思う)。
これだけ聞いても、「ふうん、でもこの時代のゲームってみんなそーじゃないの?」
というだろう。
まあ、プレイしてみればよく分かる。ドット絵だけで表現されていることが、いかに異常であるかが、よくわかるはずだ。
ボスの演出とか、摩天楼でザコ敵とドックファイトするシーンとか、
地下深くに降りていくシーンとか、敵の町が一枚絵で表現されててそれが
なんかコロニー内みたいにうにゃ~んってなるシーン(良く分からん)とか、次々と現れる演出の数々。
そのどれもが、ドット絵。どんだけ手間かけてんのか想像もつかん。
いまだったらたぶん全部3Dでやっちゃうことばかりだ。
しかも、これがシームレス、つまり画面が暗くなって読み込んでるよ、とかが無いまま、ゲームの始まりから終わりまで続くのだ。地球に下りていくシーンとか感動する。
BGMもまた良い。河本圭代氏が担当したBGMが演出とかみ合っていて実にすばらしい。
これが1994年(開発は1993年くらい)のときに発売されたのだ。恐ろしい。
だって1994年って言ったらあれですよ。僕が3歳のときですよ。
なにがあったかな~。おぼえてねーや。
中耳炎にかかって、毎週病院に行ってたよーな気がするな。
同時期のゲームとしては、雷電Ⅱ、アイドル雀士スーチーパイII、エイリアン VS. プレデターなどがある。いずれも名作だ。おさえておこう。ちなみにドーヤンのRシャークは1995年。どーでもいいね。
これらの演出と同等の演出をもったSTGは、現在でも少ない。特に最近は弾幕に目が行き過ぎて、なんのために背景が描いてあるのかよくわかんない状態になりつつあるような気がするけど、まあ、黙っておこう。
・レイフォースの魅力その2「STGとしての熱さ」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
演出だけでも十分すごいレイフォース。だが、ただ演出がいいだけで、肝心のSTG部分が駄目だとただの映像ゲームになってしまう。
しかしご安心を。レイフォースはSTGとしてのすばらしさも十分に満たしている。
まず敵弾。ザコを含め変則弾が多い。タイトーお得意のホーミングレーザーもいっぱいだ。
そのため、難易度はやや高め。初見殺しも少なくない。
でもまあSTGなんて初見殺しがメインのゲームだしな。
初見殺しが嫌いならSTGなんてやってられないぜ。僕はマゾだからSTG好きなんだけどね。
またなんと言ってもロックオンレーザーの得点倍率。スコアラーには堪らない。
きちんとパターン化すれば、一気に高得点を叩きだせる。
このシステムは続編であるレイストーム、レイクライシスにも引き継がれた、レイシリーズを代表するシステムである。
BOSSの攻撃と演出も魅力的だ。どのBOSSも個性的ですばらしい。仕事中に思い出してしまう。オシロスコープがBOSSに見えてくる。アブナイ・・・・。
・レイフォースの魅力その3「悲しく切ないストーリー」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レイフォースのストーリーは悲しくもすばらしい。最後なんか感動して泣いちゃう。
どんなストーリーかを簡単にまとめると(ちゃんとしたものを知りたい人は調べようね)
⇒全世界のPCがつながって、情報社会がすごく発展する。
⇒なんか、原子配列を操作できるシステムが完成。
⇒これにより人類は、有効な物資を自在に作れるようになる。
資源問題も解決。人類の栄華だ、やった。
⇒管理システムCon-Humanをつくり、それに管理させる。
Con-Humanは人類に明るい未来を約束。
⇒人口が増えすぎちゃったので他の星への移住を考える。
でもいい移住先が見つかんない。Con-Humanたん、パニくる。
大気成分が変化、異常気象も増える。
⇒なんか変な博士が、世界を救うためにCon-Humanたんと接続(コネクト)。人類と機械の融合に
よってなんかしようとする。ここら辺が難しい、クローンとかも関係して難解。
でも熱いストーリだぜ、マジで。この辺の話がレイクライシス。
⇒Con-Human暴走。人類を殺し始める。人類は20年かけて、なんとか地球から
脱出。 だが、緑の惑星地球は、すでにCon-Humanそのものへと化していた。
⇒Con-Humanを倒すため、戦うも負ける。
⇒我々は排除されるべき存在なのか?と悩む。
⇒最新の戦闘機レイフォースにすべてを託す。がんばれ!!!
う~ん、ちゃんと説明するのが難しいが、こんなお話。火の鳥を参考にしたのかな?
んで、なんと言っても悲しいのがエンディング。タイトーは悲しいエンディングが多いけど、
レイフォースのエンディングは本当に悲しい、泣ける。なんか、ゲーセンで号泣した人も
いたそうだ。まあ、僕も初めてエンディングみたとき泣いた。今みても泣く。すばらしいね。
・最後にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらゆる面で素晴らしいレイフォース。しかし、あまり広くは出回らなかった。
理由は格闘ゲームの流行。当時STGはやや落ち気味(今ほどじゃないけどね)。
評価は高いが、置いてあるゲーセンが少なかったようだ。
ただ、素晴らしい作品なので移植は多い。セガサターン、ウィンドウズ、PS2、iOSなどなど。
なお、セガサターン版のタイトルは『レイヤーセクション』。これの移植率は非常によかったようだ。どーしてタイトル名を変えたのかは不明。
このタイトル名はレイストームのセガサターン版にも引き継がれており、『レイヤーセクション2』
となっている。
どーでしたか?分かりにくかったでしょう?レイフォースの良さは見てみないとなかなか分かりません。STGの本質が詰まった作品なので、ぜひ。
この流れで、来週はレイストームか・・・・?
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