博士「やあ、みんな。ワシは博士じゃ。今日も小学1年生の太郎くんと
いっしょに物理学について勉強するぞい。
でも嘘が多いし、計算も適当だからあんまし信じちゃだめだよ。
博士との約束だよ。」
第1回 ~タイムトラベルは可能か?~
・イントロダクション的な何か
太郎「博士。ぼく、相談があるんだけど・・・」
博士「うん?なんじゃい?太郎くん。」
太郎「うん、ぼく、ティラノサウルスに触りたいんだ!!」
博士「ええ!?T-レックスかい?化石なら、博物館にいけばあるぞい」
太郎「いや~、生きているレックスに触りたいんだよ。
博士、なんとかなりませんか?」
博士「うん、じゃあ、少し考えてみようか。」
・タイムマシンは可能なの?
博士「では太郎君。具体的に、生きている恐竜に触るためにはどうしたらよいと思う?」
太郎「う~ん、やっぱりタイムマシンに乗るしかないのかな~。」
博士「タイムマシン?つまり時間を逆行するわけだね?」
太郎「うん!そうすればいいんじゃないのかな?
でも博士。タイムマシンって本当に作れるのかな?
未だにできてないみたいだけど・・・。」
博士「そうだね。まだ完成してないね。
でもあきらめずにどうすればよいのかを考えてみようか?」
・鏡の中のあなたは?
博士「太郎君。これを見てくれたまえ。」
太郎「うん?これは・・・?鏡だね、博士。」
博士「そう、鏡だ。これにうつっているのは?」
太郎「僕だね。」
博士「うん、そうだね。でも本当にそうなんだろうか?」
太郎「え!?気味悪いこと言わないでよ博士。」
博士「いやいや、これは重要な問題なんだよ。」
太郎「どうゆうこと?」
博士「簡単に言おうか?この鏡に映っているのは、今の君でしょうか?」
太郎「え?そうなんじゃないの?」
博士「うん、そう思うよね。でも実は違うんだ。図で表してみよう。」
鏡を見ることは、過去を見るということなり。 |
博士「太郎くんが鏡の中の自分を見るときに、こーゆことが起こっているんだ。
①太陽とかの光源から出た光が、太郎くんの顔に当たって跳ね返る。
②その跳ね返った光は、太郎君の顔の色の情報を持って、鏡へ。
③鏡で太郎君情報光は反射、そして太郎君の目に入り、見える。」
太郎「う~ん。これがどうしたの?理科で習ったよ?」
博士「そうだね。じゃあ、ここで質問。
光の速さは?」
太郎「え?・・・わかんないな~。一瞬なんじゃないの?」
博士「残念。答えは秒速30万キロ(299792458 m/s)。」
太郎「え?全然わかんないや。どれくらいの速さ?新幹線くらい?」
博士「いや、もっと速いよ。一秒間に地球を7周半するんだ。」
太郎「うわ、意外と遅いんだね。」
博士「う~ん・・・。新幹線よりは速いけどね。
では、更に質問。ここまでで、光は有限の速度であることが分かったね?
じゃあ、また鏡の図を見てみようか?もう分かったね?」
太郎「・・・。ああっ!そうか!!鏡を跳ね返ってる間に時間がたってるんだ!!
だから、鏡に映ってる僕の顔は、ほんの少し前の僕なんだね!!?」
博士「そのとおり!」
太郎「おおおお!!じゃあ、恐竜が見えるんじゃないの!!?」
博士「うんうん、どうしたらいいのかな?」
太郎「こうするのさ!」
太郎君の考えた、過去をみる方法 |
太郎「恐竜がいた時代の光が、すっごい遠くの鏡で反射して
再びその地点に戻ってくるのに、すっごく時間がかかって現在になってれば、
恐竜が見える!!!」
博士「うん、文がごちゃごちゃしててよく分かんないけど、そうゆうことだね。」
太郎「これで恐竜を見ることは可能?」
博士「う~ん。理論的にはかなりきついね。
まず、そんな大昔の光が反射して帰ってくる間に、
光のパワーが凄く弱くなっていて、観測できないってことだね。
T-レックスがいた時代は、約6500万年前。
ってことは、往復614947480717752000000〔km〕※の位置に鏡があることになるね。
こんなに遠くの光は、恐竜レベルの大きさのものの情報を持って動けないよ。」
太郎「そっか・・・。残念。」
※テキトー計算だし、ウィスキー飲みながら書いてるから信用しちゃだめだよ。
・宇宙の構造
博士「でも、太郎君が言った事は全然間違ってなんかないんだ。
太郎君、宇宙はどんな形をしてると思う?」
太郎「え?無限の広さなんだから、形なんてないんじゃないの?」
博士「う~ん、宇宙=無限の考えは確実とは言えないんだ。
実際、宇宙の大きさは有限だと考える科学者は多いよ。
んで、科学者達は宇宙の形を色々と考えているんだけど、
そのなかに、トーランス宇宙というのがあるんだ。」
太郎「うわ、ドーナッツみたいだね。」
博士「そうだね。この宇宙では、光が宇宙の中を一周できるんだ。」
太郎「え?じゃあ、昔の太陽系の姿も・・・?」
博士「見えるかもしれないね。」
続きは次
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